「角打ち」とは、もともとマスに入れたお酒を立ったまま飲む事の意味でしたが、いつからか酒屋の店内でそこで買ったお酒を立飲みする事として使われるようになりました。かつては酒屋の店先で、または店の奥のちょっとしたテーブルで、赤貝の缶詰つまみにワンカップを楽しんでいるご近所さん、そんな風景がよくありました。

最近、そんな風景はほとんど少なくなり、おしゃれな角打ちに様変わりし、また注目され始めました。しっかりと居酒屋風な営業形態をしているところもあれば、カウンターで有料試飲的な形態でやっているところ。もちろん飲めるお酒の種類も豊富にそろえていたり、おつまみの乾き物といっても、「珍味」と言われるものを揃えてみたりと、楽しめる巾が広くなっているようです。

グッディショップカネコは9月から「角打ち」を毎週土曜日の午後から始めました。今のところ日本酒限定で、ハンドルキーパーさん向けのノンアルコールも用意しました。

店内奥に手作り看板を設置、お酒はワイングラスで飲んでいただきます。このワイングラスには、チョンと黒い印があります。これは「お酒はここまで」のマークになっています。

角打ちコーナーそばの冷蔵庫に、値段を書いてお好みのお酒を選べるように、今回は純米酒と純米吟醸合わせて5種類用意。味わいのバラエティも豊富にしたつもり。スッキリキリッとしたものから、ふくよかな味わいのものまで。でもね、季節限定のお酒もこの中に含まれていいるんです。

お酒は一杯150円から、おつまみは100円からになっています。オーダーの都度現金精算、かっこよく言えばキャッシュオンデリバリーってやつ。おつりを側に置きながら、次、何にしようかな?なんて考えたり、この小銭使い切っちゃおうか、これで終わりにしようかなんて考えたりも角打ちの風情、面白さですよね。このおつまみ 一番人気ホタルイカの素干し3匹といぶりガッキー(乾燥いぶりがっこのスティック)で250円。ホタルイカは脂が浮く程度に良く炙ると旨い!!! でも、お店の中がしばらく良いスルメ臭がスメル(smell)とかね。

こちらの皆様は、ハンドルキーパーの方も同行、というより、ハンドルキーパー順番制とか相談なさっていました。ウォーキング途中で立ち寄ってみたよ!というお客様。きっかけはワインだったけど、この角打ちも楽しみしてくださっていたお客様。ちょうど仕事切り付いたから来たよ、間に合ってよかったというお客様。ご来店ありがとうございました。

全くの手探りで始まった「角打ち」ですが、グッディショップカネコの小さな新しい挑戦でもあります。世の中には美味しいお酒が沢山あります。当店はまだまた微力ゆえ、超有名でも仕入できない銘柄があります。でも可能な限り、お客様に「旨い」「美味しい」と言っていただけるお酒の品揃えをしているつもりです。毎週土曜の午後開催の「角打ち」皆様ぜひお越しくださいませ。