平成最後の大寒の日、『立ち飲みGOODY(イスあります)』は、お燗酒を楽しむがテーマ。ストーブはあれど、なかなか寒い会場、お燗酒がより美味しく感じました。

お燗をつける、と言っても、今の家庭ではほとんどが電子レンジでチン!が一般的になっています。かつての私の素朴な疑問「レンチンの牛乳は、チカッと熱くなるけれど冷めるのが早くて、お鍋で温めたのは冷めづらく味わいも柔らかい気がする」これを山形大学の准教授に質問したら、電磁波の熱の伝わり方で、やはり味わいにも影響するでしょう、との事。だったらお燗酒だって違ってきて当然だもの、飲み比べてみましょ。

レンジでチン、徳利をお湯ぽちゃ、錫製チロリをお湯ぽちゃ、同じお酒でしてみるとやはり微妙にあじわいが違ってました。やはりチロリでお燗したのが一番人気でしたね。

お酒には、おつまみが必須、あん肝豆腐と秘伝豆酩(とう べい)、イワシの梅煮白菜漬け海老の唐揚げ、ホタルイカの素干し、野菜と豆のトマト煮、そして差し入れの玉こんにゃくの煮つけ

豆酩は天然にがりの木綿豆腐の堅豆腐を特製もろみに漬け込み長期間低温熟成させたもので熊本の珍味 ほのかな豆の甘さ感じるクリーミー味わいは、お燗酒にピッタリ。でも、これ白飯にも合いそう!

国産とらふぐのひれ酒。こんなに香ばしくて風味の良いだしがでてるなんて
酒は楽しく飲むもんだ!いいお酒があったら、相性の良いおつまみが欲しいし、一緒に美味しさを分かち合える人がいれば、楽しさというエッセンスが加わります。そしてその人数が多ければ、おいしい感動と楽しさは、何倍にもなっていきます。それを実感した夜でした。お酒が入れば気分もほぐれてきて、会話も盛り上がってきます。なんて波長の合うメンバーが集まったものだと感動するほどでした。電子レンジの恐怖体験はみんがが共感する激熱なものでした。(^^)

一番左が錫製チロリ、後ろの箱が湯燗機、これがあればいつでも42度から45度のおいしいお燗がたのしめます。

5人で4本は多い?少ない?。。。ほんとはもうちょっと飲みたかったのですが。。。(^^♪

差し入れてただいた大山十水は、ここ最近ぐんぐん人気上昇の純米酒。司牡丹船中八策はひやおろし、ちょうど味がのってきて、きれいな酸がすっきりさせてくれる悪酔いしない酒って感じ。出羽の雪 雪純米はさすがお燗酒大賞受賞だけあって、旨し!しかありません。米鶴超辛口純米は、日本人の食中酒として、とても相性が良い気がします。フルーティーな味わいの日本酒がブームな中、一本もそのアイテムがなかったと、後片付けしていて、気が付きました。

でも、フルーティーなのは、お燗には向かない、冷たくして美味しいお酒が多いから、仕方ないか。。。