7月に酒蔵見学で伺った樽平酒造さんからお土産でいただいた大吟醸酒粕

さてさてどうしたものか。。。思案の末「そうだ、ぶっつけにしよう!!そして最高の粕取焼酎と一緒に!」スタジオ八百萬の山田さんとなった訳です。

まず、「ぶっつけ」とは米沢で漬けられている漬物の方法の一つ、塩、砂糖などで味を調整した酒粕に、野菜をそのまま漬け込み4~5日で出来上がる酒粕の浅漬けの事。

奈良漬に代表されるような粕漬は一旦塩漬けしたものを塩抜きして酒粕に付け替えするものと、「ぶっつけ」はちょっと違います。米沢でよくぶっつけに使われているのは夏場に旬を迎える丸茄子ですが、いろいろと諸事情があり、10月開催のため入手可能な野菜に切り替えて決行!

四葉胡瓜(ゴジラのようないぼいぼですが、とっても味の濃い胡瓜)カリフラワー、セロリ、キクイモ(季節が早かったのですがありがたい情報で入手)等

酒粕、塩、砂糖だけで味付けたものと、そこに芥子を加えたものの2種類の味を漬け込み完了!

 

漬かりすぎていないか心配になりながらもじっと待つこと事四日間、さてさて酒粕のから取り出してみると・・・

香りで酔っぱらう~ ほどの広がる香り いい感じ♬

カリフラワーはガーゼにくるんで漬け込んだので、いい感じのあめ色に仕上がっていました。

では、これから実食!!! 樽平粕取焼酎20年熟成と共に、となった訳です。

この焼酎、かなり激レア、生産本数175本中58番目のシリアルナンバー付き

グラスに注げば、これまた香りで酔っぱらう~ 今まで閉じ込められていた香りが一気に広がった訳で、一同おぉ~~

お酒強い人も、あんまし強くない人もとりあえずは、ロックでいただきました。もちろん、やわらぎ水必須

もしろいもんですね、マリアージュ、ワインに限った言葉ではありません。粕漬けも焼酎も相当個性の強い者同士

なのに一緒に食べると、味わいなじむんです。強すぎる個性は抑えられ旨味が増すんです。

参加者の持ち寄りもまた全てを引き立ててくれました。白米のおにぎりは、ぶっつけにも合うし、京麦みその金山寺みそと一緒でもこれまた旨し。

栗ご飯はなんと土鍋で炊いて土鍋のまま登場、蒸らしの時間がちょどよい塩梅でテーブルに(^^♪

秋の米沢はこれっしょ!!芋煮、親芋、子芋の両方が入っていて触感も楽しいし、なによりササっと調理していただいたのが脱帽

 

楽しかった、おいしかった、結構酔った、笑った、学んだそんないい時間でした。

参加の皆さん、お世話になりました。ありがとうございました。また!!