酒蔵への集合時間早朝6時、まだ真っ暗な中、令和初の立春朝搾りがはじまりました。今までにない暖冬で雪も無く、例年とは少し雰囲気が違うようにも思えるとはいえ2月の早朝は相当冷え込みます。

千代寿虎屋株式会社では、紅白の幕が張られ、早咲きの桜が飾られて、春を呼ぶ縁起酒『立春朝搾り』の雰囲気を盛り上げていました。全国41の酒蔵で一斉に行われるこの『立春朝搾り』は搾る日が2月4日と決まっているため、当日最高の状態でお酒を搾ることができるように、蔵人さん達は仕込みが始まってからもろみの様子を調整管理し見守って当日を迎えます。杜氏さんのお話では、千代寿の今年の『立春朝搾り』は、アミノ酸がやや低めで、とてもきれいな味わいに仕上がったと説明がありました。一月に関係者が集まり櫂入れ作業等を行い途中経過を見た時に、タンクは2本用意され、その後の進み具合が順調なタンク、ゆっくりなタンクと差が生じて苦労なさった様子。やはり生き物なんですね。

数か所にストーブは用意して頂てましたが、生原酒なので冷たいままでの作業が鉄則、全員防寒対策バッチリです。次々と運ばれてくるお酒に、参加の問屋さん、酒販店さん全員でラベルを手張りしてきます。もちろんキンキンに冷たいお酒、落とすと悪いから素手での作業、ますます冷え込んできます。でも、例年よりは少しはマシかと思いながらも、やっぱしちめたい。。。もう少しであったまれるはず。。。

待ってました!「立春朝ごはん」酒蔵の女性陣は、みんなの朝ごはんを用意して下さいます。冷えた体に具沢山の豚汁はあったまるぅ~。おかわり必須!酒蔵の粕漬はごはんのお供に絶品です。パリパリ、サクサク食感楽しくちょうど良いあんばいとは、この事。全身ぽっかぽっかにあったまったら、作業再開です!

参加店それぞれが、予約分の『立春朝搾り』を受け取り車に積み込み、向かった先は寒河江八幡宮。ここで、このお酒に関わる全ての人の幸運と繁栄をご祈祷していただきました。杉林の中うっすらと雪化粧した建物は荘厳な雰囲気があります。青空とのコントラストがより澄んだ空気を感じさせてくれました。ここも例年は雪で真っ白なはずなのですが。。。

グッディショップカネコでは、『立春朝搾り』をご予約いただいたお客様には、全て小さなお札をお付けしています。このお札もきっちりご祈祷していただきました。当日お受け取りのお客様、皆さんの画像を撮影させていただく事ができませんでしたが、ご協力いただき、ありがとうございました。皆様、今年一年良い年になりますよ!

2月4日当日、美女?3人で『立春朝搾り』を美味しく楽しく飲みました。この様子は「ソムリエ恵子のズーズーチャンネル」としてFacebookで同時中継。途中いろいろとコメント参加いただいた皆さまありがとうございました。このズーズーチャンネルはネイティブな米沢弁でお酒談義している様子を不定期ですが配信してく予定です。こちらもよろしくお願いいたします。