日本酒にも、いろいろ季節を感じさせるお酒があります。

あらばしり、ひやおろし、夏の生酒、ぬる燗純米酒、その季節の合わせたアテがあればなを旨し!

春の足取りが聞こえ始めると、楽しみなお酒が「無垢之酒」

寒の季節に仕込まれたお酒が、年明けに搾られるお酒には違いありませんが、ふつーのしぼりたてあらばしりと何が違うの??? ってなるわけです。

無垢之酒は、毎年違う仕込み前の酒米の状態に合わせて造りも十分に把握し、搾りは雑味成分が多めになる上槽時の「責め」と言われる部分は一切使用せず、つまりは生まれたてのお酒の美味しいところだけを、ろ過もせず、加熱殺菌もせずに瓶詰したお酒です。

昨年「うまいなぁ。。。」としみじみ感じた出羽ノ雪の無垢之酒、今年の出てくれば、そりゃ楽しみっしょ!!ということで、鶏団子汁や厚揚げの煮物と一緒に頂きました。

昨年の味わいを思い出しながら飲んでみると「ん???去年と違う???」

期待していた味とは全く違う、美味しくないのではなく、違う表情を見せてくれたわけです。

昨年、まろやかでありながらフレッシュで、米の旨味たっぷりに感じました。

今年、フレッシュでキリッとしていて、凛としていて、少し時間がたてば、厚みのある味わいに変わっていくであろう期待満載の味わい。昨年が女性的であれば、今年はシュッとした男性的かな。

おもしろいもんだなぁ。。。酒って。。。