今とにかくサバ缶が品薄状態継続中!
マスコミの中でも、テレビの影響がすごく大きいのは、十分にわかっています。特にアイドルが出演している健康を取り上げた番は、翌日、スーパーの棚がすっからかんになるほど。
古い記憶をたどれば、ココア、オリーブオイル、かつてお昼のワイドショーであの大物司会者が取り上げてあっという間に品薄になりました。
とんでもないのは90年代後半の赤ワインブーム。
それまでも何度かワインブームと言われるものはありましたが、大体がボジョレーヌーヴォーから年末に向けての大きな波で、その後は尻すぼみでしたが、この時は違っていました。いろんな要因が重なって、一気に赤ワインが売れ出しました。
まずは、赤ワインのポリフェノールが血液をサラサラにしてくれる効能が、また大物司会者のお昼の番組で取り上げられた事。
そして、今や世界ソムリエ協会会長の田崎真也氏がソムリエコンテストで金メダルを獲得した事。
上記二つの要因だけ、あらためて田崎真也氏のマスコミ登場率が高くなり、ワインの解説をしたり、家庭で楽しめるワインを紹介したりする場面が増えました。これだけでも大きな影響があり、そこにチリワインの話が出てきて追い風となりました。今では日本で輸入量が一番多いのがチリワインになっています。
その当時、健康維持のために赤ワインを飲みたいけど「高いワインほど体にいいんでしょ?」なんて問い合わせもありました。日本のブドウ苗業者までが品切れ起こすほどの大きな波のブームでしたが、その波が落ち着いた後。。。
これまた違う動きが生まれました。それは、一般家庭の食卓でもワインを気軽に飲む機会が増えたこと、居酒屋のドリンクメニューでもワインが定番として載るようになったこと、などワイン消費の底上げに大きく影響のある動きでした。
そして、「格付けチェック」で、面白く楽しくワインの奥深さを知らせてくれたり、世界中のワインコンテストで日本のワインが上位入賞するようになったりと、さまざまな要因が重なってワインの楽しみ方は、まだまだ広がる可能性を持っています。
さてさて、本題のサバ缶ですが、山形県、特に南部の置賜地方は、全国トップのサバ缶消費地で、「ケンミンショー」でも取り上げらえるほど。これまたあの大物司会者が関わってる不思議。
理由は今ほど交通網も発達していないこと、海からほど遠い置賜地方。保存食として、一家に数缶は必ずと言っていいほどの常備食。そのまま食べても、オニオンスライスと一緒でもあっという間に一品。ある時、たまに行く飲み屋さんにやってきた常連さんが、カウンターに座って、飲み物より先に「ママ、サバ缶!」とオーダーして、大笑いしたことがあります。春先、山菜が出てくると、もうサバ缶大活躍。煮物に一緒に入れたり、みそ汁に入れてだし&具となったり。夏にはそうめんのつゆに入れたり。きっと、その家ならではのサバ缶メニューもいろいろあるはず。だってスーパーで100円前後で買えるという優れものでもあるのですから。
今、サバ缶激品薄な訳
やっぱり健康志向からですね。青瀬の魚は体にいい、とざっくりいうけれど、頭がよくなるとか、中性脂肪が下がるとか。。。
私も実際見た番組で、中性脂肪600超えのぽっちゃりタレントさんが、2週間サバ缶食べ続けたら、200代まで減っていて、ゲストさんから、「あと2週間食べたら、彼の中性脂肪なくなっちゃうね」と言われていました。すごい効果なのかもしれません。
でも、私的には、「山菜の季節からサバ缶の季節が始まる」と勝手に旬を感じているので、薬のように食するのではなく、その時々に美味しく食べたいな、と思いますが、手抜きメニューに最適なので、まあ活躍頻度は高いかもしれません。
今現在あるもの、紹介します。
高木商店 寒さば水煮 銚子沖で水揚げされた寒さばが原料の純国産品
高木商店 寒さば味噌煮 銚子沖で水揚げされた寒さばが原料の純国産品
田村長 鯖醤油味 福井県若狭湾で水揚げされた鯖を使用し、江戸末期から若狭の味を伝えている老舗の缶詰
また、いつ無くなるか、いつ入荷するかもわかりませんので、ご興味のある方は、お問い合わせフォームからお願いします。