スタジオ八百萬さんとのコラボ企画で酒蔵探訪記。
2017年7月23日後半は米沢市内の小嶋総本店・東光酒蔵資料館へ。日本で古さは12番目、400年以上の歴史のある酒蔵、小嶋総本店が、創業当時使っていた道具や帳場、酒作りの現場や住まいの様子等を展示しているところです。米沢といえば上杉、その上杉家が来る前から米沢の地で酒作りをしていたとなれば、とんでもない歴史が脈々・脈々・脈々と続いているわけで、現在の社長が24代目とのこと(先日、25代目が生まれたとか・・(^^) )
その昔の帳場の様子、煙を活用した時計とか。。。
大人が余裕で入れるほどの大きな仕込み甕、備前焼らしく、海路で酒田港まで運び、そこから陸路で米沢の地へ運ばれてきたとか。。。牛?馬?荷車?よくぞ壊れすに運ばれていたと感動すら覚える迫力の大きな甕です。
立派な家紋の入った道具、奥の旦那様の部屋からは、でっち小僧達の様子まで見渡せるようになっている続きの間、板の間、柱は今でもピッカピカに磨かれています。昔からクルミを使って磨いていたらしく、今でも年に何度かスタッフ一同でクルミで丁寧に磨く作業を行っているそうです。まさに、エイジングの魅力!
かつての酒つくりの現場も再現されています。大きな桶が沢山並んでいました。機械化が進み、衛生的にもホーロー引きのタンクが使われるようになってきて、今ではこの大きな桶を作る職人もいなくなったそうです。そして、大きなふね、お酒を絞る道具です。新酒のことをふなしぼり、ふなくちなどというのはこの道具由来ですね。
お酒を瓶に詰めるようになってきても、昭和40年くらいまでは木箱に入れて保管していました。その淵にはお酒の名前が判で押されていたものです。その型紙というか型板というか。。。
今、手ぬぐいなんか染ぬたりしたら、ちょっとカッコイイかも、なんて思いながら。。。 子供のころ、酒蔵から酒が届くとき、配達のおじちゃんがフナ前掛けかけて、一升瓶10本入った木箱を、いとも簡単に腰や肩にのせてたっけな。と思い出したり。。。
タイムスリップしたような時間を過ごしたその後は、もちろん、お楽しみの試飲タイム満喫でした♪
大きな土瓶をもって、最高の笑顔の探訪記主催者山田氏(^_-)-☆